2026年十一月場所の番付はどうなるのか、九月場所が終わった今、三役昇進や幕内・十両・幕下の入れ替えが気になっている人も多いのではないでしょうか。
特に注目したいのが、義ノ富士と美ノ海の三役昇進、そして旭富士・竜鳳・碇潟の十両昇進です。
ただ、大相撲の番付は「勝ち越したから上がる」「負け越したから下がる」と単純に決まるわけではありません。
現在の番付位置や勝ち越し幅、周囲の力士の成績、さらに昇進先に何人分の空きが生まれるかまで比較する必要があります。
そこでこの記事では、2026年九月場所の成績をもとに、十一月場所で起こりそうな番付の動きを三役、幕内と十両、十両と幕下に分けて整理します。
中でも判断が分かれやすい十両と幕下の入れ替えについては、「旭富士のみ」「旭富士と竜鳳」「旭富士・竜鳳・碇潟の3人」という各パターンがどのような条件で考えられるのかを詳しく解説します。
正式発表前だからこそ、単なる予想ではなく、番付と成績を根拠に見ていくことで、十一月場所の番付発表をより楽しめるようになります。
この記事でわかること
- 2026年十一月場所の番付予想で見るべきポイント
- 義ノ富士と美ノ海の三役昇進の可能性
- 幕内と十両の入れ替えを考えるときの見方
- 旭富士・竜鳳・碇潟の十両昇進パターン
2026年十一月場所の番付予想はどう考える?
大相撲の番付を予想するときは、単純に「勝ち越したから上がる」「負け越したから下がる」と考えるだけでは十分ではありません。
現在の番付、勝敗数、周囲の力士の成績、そして昇進先に空きが生まれるかどうかまで含めて見る必要があります。
まずは、十一月場所の番付を予想するときに押さえておきたい基本的な考え方から確認していきましょう。
番付は単純な勝敗数だけでは決まらない
大相撲では、勝ち越した力士は基本的に番付が上がり、負け越した力士は下がります。
ただし、同じ8勝7敗でも、前頭上位で勝ち越した力士と幕内下位で勝ち越した力士では、次の番付で期待できる動きが異なります。
そのため番付予想では、何勝したかだけでなく、どの地位でその成績を残したのかを見ることが重要です。
たとえば三役昇進を考える場合、前頭上位で勝ち越した力士は有力候補になりますが、三役の人数や既存の関脇・小結の成績によっては、好成績でも三役に入れないことがあります。
十両と幕下の入れ替えも同様です。
幕下で勝ち越した力士が全員そのまま十両へ上がるわけではなく、現在の番付が幕下何枚目なのか、十両下位にどれだけ陥落候補がいるのかを比較して判断する必要があります。
今回の九月場所では、旭富士が西幕下筆頭で6勝1敗を挙げています。
一方、竜鳳と碇潟は幕下4枚目で4勝3敗です。
3人とも勝ち越していますが、番付位置と勝ち越し幅が異なるため、十両昇進候補としての強さをまったく同じように扱うことはできません。
昇進候補と陥落候補をセットで見る
番付予想でもう一つ重要なのが、上がる力士だけでなく、下がる力士も同時に確認することです。
たとえば幕下に好成績の力士が3人いたとしても、十両から幕下へ下がる可能性が高い力士が1人しかいなければ、3人全員が昇進するとは限りません。
反対に、十両下位で大きく負け越した力士が複数いれば、幕下から昇進できる枠が増える可能性があります。
これは幕内と十両の入れ替えでも同じです。
十両上位で好成績を残した力士がいても、幕内下位に明確な陥落候補が少なければ、昇進の判断は難しくなります。
今回の十一月場所の番付予想では、三役、幕内と十両、十両と幕下という3つの境界をそれぞれ分けて考えるのがポイントです。
特に十両と幕下については、旭富士のように昇進材料が強い力士と、竜鳳・碇潟のように十両側の状況によって判断が変わりやすい力士を分けて見ると整理しやすくなります。
十一月場所の正式な番付発表日は10月26日
今回の記事で扱う内容は、九月場所終了時点の成績をもとにした番付予想です。
日本相撲協会の2026年年間日程によると、十一月場所の番付発表は2026年10月26日に予定されています。
そのため、それまでは義ノ富士や美ノ海の三役昇進、旭富士・竜鳳・碇潟の十両昇進についても正式決定ではありません。
番付予想を見る際は、「この成績なら必ず昇進する」と断定するのではなく、現在の番付と成績からどの程度有力なのかを比較して考えるのが適切です。
次章では、この考え方を踏まえて、義ノ富士と美ノ海が十一月場所で三役に昇進する可能性を具体的に見ていきます。
三役昇進はどうなる?義ノ富士と美ノ海を検討
十一月場所の番付予想では、義ノ富士と美ノ海が三役に昇進するかどうかも大きな注目点です。
どちらも九月場所で上位平幕として好成績を残しており、三役候補として検討できる位置にいます。
ただし、三役昇進は本人の成績だけでは決まらず、既存の関脇・小結の成績や空き枠の有無も大きく影響します。
義ノ富士は三役昇進候補になる?
義ノ富士は西前頭2枚目という三役目前の位置で勝ち越しており、十一月場所では三役昇進候補として十分に考えられます。
前頭上位での勝ち越しは、番付を上げるうえで非常に大きな材料です。
特に前頭2枚目は、関脇や小結と対戦する機会も多い位置であり、そこで勝ち越した実績は番付編成上も無視できません。
ただし、義ノ富士が小結や関脇へ上がれるかどうかは、現在の三役陣がどの程度番付を維持するかによって変わります。
既存の小結や関脇に大きな負け越しがあり、三役に空きが生じれば、義ノ富士にとっては昇進しやすい状況になります。
一方で、三役陣がそろって地位を維持できる成績を残していれば、義ノ富士が勝ち越していても前頭筆頭付近にとどまる可能性があります。
そのため、義ノ富士は三役昇進の有力候補ではあるものの、空き枠次第で最終判断が変わる力士と見るのが適切です。
美ノ海も三役昇進候補に入る?
美ノ海も西前頭3枚目という上位で好成績を残しており、三役候補として名前が挙がる存在です。
前頭3枚目からの好成績は、通常であれば大きな番付上昇が期待できる内容です。
ただし、義ノ富士よりも現在の番付が1枚下であるため、三役昇進を比較する場合は義ノ富士のほうが優先されやすいと考えるのが自然です。
もちろん、美ノ海の勝ち越し幅が大きく、三役側に複数の空きが生じる状況であれば、同時昇進の可能性も出てきます。
逆に空き枠が1つしかない場合は、番付位置や最終成績を総合してどちらを上げるかが検討されることになります。
したがって、美ノ海については義ノ富士に次ぐ三役候補として見るのがわかりやすいでしょう。
義ノ富士と美ノ海がともに三役へ上がる条件
義ノ富士と美ノ海が2人とも三役へ上がるためには、三役側に複数の空きが生じることが大きな条件になります。
たとえば既存の小結や関脇に負け越しがあり、平幕へ下がる力士が複数出れば、上位平幕から2人を三役へ上げる余地が生まれます。
一方で、三役陣の多くが勝ち越して地位を維持する場合、三役の枠は限られます。
その場合は義ノ富士だけが三役へ上がり、美ノ海は前頭筆頭付近まで上がるという形も考えられます。
また、三役の人数は毎場所必ず固定されるわけではありませんが、番付編成では既存の力士の成績との整合性が重視されます。
そのため、義ノ富士と美ノ海の三役昇進を考える際は、2人の成績だけを見るのではなく、現三役陣の成績と空き枠の数をセットで確認することが重要です。
現時点では、義ノ富士がより優先度の高い候補で、美ノ海は空き枠が複数生じた場合に三役入りの可能性が高まるという整理がわかりやすいでしょう。
次章では、幕内下位と十両上位の成績を比較しながら、幕内と十両の入れ替え候補を見ていきます。
幕内と十両の入れ替え候補は誰?
十一月場所の番付予想では、幕内下位と十両上位の入れ替えも重要なポイントです。
ここでは、幕内から十両へ下がる可能性がある力士と、十両から幕内へ上がる候補を分けて考えます。
入れ替え人数は一方だけでは決められないため、両側の成績を比較して見ることが大切です。
幕内から十両へ下がる候補の見方
幕内から十両への陥落を予想するときは、幕内下位でどの程度負け越しているかが重要です。
特に幕尻付近の力士は、負け越し幅が大きいほど十両へ下がる可能性が高まります。
一方で、幕内下位で7勝8敗のような小さな負け越しであれば、周囲の成績次第で幕内に残るケースもあります。
そのため「負け越したから自動的に十両」という見方はできません。
今回の番付予想でも、幕内下位の各力士について現在の番付と最終成績を並べて、どこまで番付を下げる可能性があるかを見る必要があります。
特に重要なのは、十両上位に明確な昇進候補が何人いるかという点です。
幕内側に陥落候補が複数いても、十両側にそれに見合う昇進候補が少なければ、残留する力士が出る可能性があります。
十両から幕内へ上がる候補の見方
十両から幕内への昇進を考える場合は、十両上位でどれだけ好成績を残したかが大きな判断材料になります。
十両筆頭や2枚目付近で勝ち越している力士は、幕内昇進候補として非常に見やすい位置です。
一方、十両中位からの好成績の場合は、勝ち星が多くても幕内側の空き枠との兼ね合いで昇進できないことがあります。
このため、十両の番付予想では「何勝したか」と「十両何枚目だったか」をセットで確認する必要があります。
また、幕内側に大きな負け越しの力士が複数いる場合は、十両上位の勝ち越し力士にとって昇進しやすい状況になります。
逆に幕内側の陥落候補が少ない場合は、十両で好成績を残していても次点扱いになる可能性があります。
幕内と十両の入れ替え人数を予想
幕内と十両の入れ替え人数を考えるときは、幕内側の陥落候補と十両側の昇進候補を一対一で対応させて見ると整理しやすくなります。
たとえば幕内側に2人の有力な陥落候補がいて、十両側にも2人の明確な昇進候補がいれば、2人の入れ替えを予想しやすくなります。
一方で、幕内側に3人の陥落候補がいても、十両側に強い昇進候補が2人しかいなければ、必ず3人入れ替わるとは限りません。
逆に、十両上位に好成績の力士が多く、幕内下位にも大きく負け越した力士が多ければ、入れ替え人数が増える可能性があります。
そのため、十一月場所の幕内と十両の入れ替えについては、単純に一方の成績だけで人数を決めるのではなく、両者を比較して複数パターンを考えるのが適切です。
そして、この考え方は次に見る十両と幕下の入れ替えでもそのまま当てはまります。
次章では、今回の質問で特に注目されている旭富士・竜鳳・碇潟について、十両昇進の可能性を詳しく整理します。
十両と幕下の入れ替えは旭富士・竜鳳・碇潟が焦点
今回の十一月場所の番付予想で、最も判断が難しいのが十両と幕下の入れ替えです。
幕下側では旭富士、竜鳳、碇潟が候補に挙がりますが、3人の昇進材料には明確な差があります。
十両下位の残留・陥落候補と照らし合わせながら、どのパターンが成立しやすいのかを整理していきます。
旭富士はなぜ十両昇進の有力候補なのか
旭富士は西幕下筆頭で6勝1敗という好成績を残しており、今回の幕下勢の中では最も十両昇進に近い候補と考えられます。
幕下筆頭は十両のすぐ下にあたる位置であり、そこで6勝1敗と大きく勝ち越したことは非常に強い昇進材料です。
同じ勝ち越しでも、幕下の下位で4勝3敗だった力士と比べれば、番付位置と勝ち越し幅の両方で条件が良いといえます。
そのため、今回の入れ替えを考える際は、まず旭富士の昇進枠を一つ確保できるかという視点から見ると整理しやすくなります。
十両下位に明確な陥落候補が一人でもいれば、旭富士との入れ替えはかなり考えやすい組み合わせです。
ただし、正式な昇進は番付編成を経て決まるため、番付発表前の段階では「有力候補」と表現するのが適切です。
竜鳳と碇潟はなぜ判断が分かれる?
竜鳳は東幕下4枚目で4勝3敗、碇潟は西幕下4枚目で4勝3敗という成績です。
ともに幕下上位で勝ち越しているため、十両昇進候補から外れる成績ではありません。
一方で、旭富士の西幕下筆頭6勝1敗と比べると、番付位置でも勝ち越し幅でも昇進材料は弱くなります。
そのため、竜鳳と碇潟は自分自身の成績だけで昇進が決まるというより、十両側に何人分の空きが生まれるかに左右されやすい候補です。
たとえば十両から幕下へ下がる力士が一人だけなら、旭富士が優先される形を想定しやすくなります。
二人分の空きが生じれば、竜鳳まで昇進候補として強くなります。
さらに三人分の空きが生じる状況であれば、碇潟まで含めた3人昇進も検討対象になります。
つまり、竜鳳と碇潟については「幕下4枚目で勝ち越したから上がる」と単純には判断できず、十両下位の成績との比較が非常に重要です。
「旭富士のみ」「2人昇進」「3人昇進」のどれになる?
質問で挙げられている3つのパターンは、十両側に何人の陥落候補が出るかによって整理できます。
まず「旭富士のみ」のケースです。
十両側の明確な陥落候補が一人にとどまり、それ以外の力士を残留させても不自然ではない場合は、旭富士だけが昇進する形が考えやすくなります。
次に「旭富士+竜鳳」の2人昇進です。
十両下位に二人の強い陥落候補が出れば、旭富士に加えて、東幕下4枚目で勝ち越した竜鳳まで昇進対象に入る可能性が高まります。
最後に「旭富士+竜鳳+碇潟」の3人昇進です。
この形が成立するには、十両側に三人分の入れ替えを必要とする状況があることが前提になります。
碇潟も幕下上位で勝ち越していますが、旭富士や竜鳳よりも優先度を高く見る材料は少ないため、3枠目が本当に生じるかどうかが重要です。
現時点では、旭富士は最も昇進材料が強く、2人目として竜鳳、3人目として碇潟を検討する順序がわかりやすいでしょう。
ただし、これは九月場所終了時点の成績をもとにした予想です。
最終的には十両下位の残留・陥落判断を含めた番付編成によって決まるため、正式発表までは複数のパターンを残して考える必要があります。
次は記事全体の要点を整理し、十一月場所の番付予想で注目したいポイントをまとめます。
まとめ
- 2026年十一月場所の番付は、九月場所の勝敗だけでなく、現在の番付位置や周囲の力士の成績も踏まえて編成されます。
- 義ノ富士は西前頭2枚目からの勝ち越しで、三役昇進の有力候補として考えられます。
- 美ノ海も上位平幕で好成績を残しており、三役側に複数の空きが生じれば昇進候補に入ります。
- 幕内と十両の入れ替えは、幕内下位の陥落候補と十両上位の昇進候補をセットで見ることが重要です。
- 旭富士は西幕下筆頭で6勝1敗と、今回の幕下勢では最も十両昇進の材料が強い候補です。
- 竜鳳は東幕下4枚目で4勝3敗、碇潟は西幕下4枚目で4勝3敗で、十両側の空き枠によって昇進可能性が大きく変わります。
- 十両と幕下の入れ替えは、「旭富士のみ」「旭富士+竜鳳」「旭富士+竜鳳+碇潟」の複数パターンを考える必要があります。
- 現時点では、旭富士、竜鳳、碇潟の順で昇進候補として整理すると理解しやすい状況です。
- 十一月場所の正式な番付発表は2026年10月26日の予定で、それまではすべて予想として扱う必要があります。
今回の番付予想では、単純に「勝ち越したから上がる」「負け越したから下がる」と見るのではなく、昇進候補と陥落候補をセットで比較することが重要です。
特に十両と幕下の入れ替えは、旭富士の昇進可能性が比較的高い一方で、竜鳳や碇潟については十両側に何人分の空きが生まれるかによって結論が変わります。
正式な番付が発表されるまでは確定ではありませんが、それぞれの番付位置と成績を比較することで、十一月場所の番付の動きをより具体的に予想できます。
