試合後の歓喜に包まれるコートで、選手たちがそろって見せる“上下にクロスしたピースサイン”。それが今、男子バレーボール日本代表の新たな象徴「VVポーズ」として注目を集めています。一見ユニークなこのポーズ、実は「Victory(勝利)」「Volleyball(競技への愛)」「Unity(団結)」の3つの“V”に想いを込めた、チームとファンをつなぐ特別なリアクションなのです。
この記事では、VVポーズ誕生のきっかけとなったTBS応援サポーター・宮世琉弥さんのアイデアから、SNSでの拡散、実際の試合やイベントでの使用例、さらにはポーズの正しい作り方や海外での注意点までを網羅的に解説。
「なぜ上下ピースなの?」「やってみたいけど正解がわからない」そんな疑問も、この記事を読めばすべてクリアに。
日本代表と“心をひとつに”したいすべてのファンに向けた、VVポーズ完全ガイドをお届けします。
VVポーズとは?
- Vサインを上下に重ねてクロスさせる独特のポーズが最大の特徴で、まるで手で「W」のような形を描くことで、見た目のインパクトも大きいポーズです。
- この“V”という文字には、**Volleyball(バレーボール)とVictory(勝利)**という2つの意味が込められており、競技への愛と勝利への強い願いを同時に象徴しています。
- このVVポーズは2025年シーズンに男子・女子ともに日本代表チーム内で採用され、公式SNSやメディアを通じて一気に注目を集め、今や試合後の恒例リアクションとして完全に定着しました。
- また、単なるパフォーマンスではなく、選手同士の団結やファンとの一体感を高めるための“共通言語”としても活用されており、勝利の喜びや感謝の気持ちを視覚的に共有する手段にもなっています。
VVポーズは戦術的なハンドサインではなく、選手・スタッフ・ファンを結ぶ“心の合言葉”。ピースサイン以上の意味を持つ、現代的なチームシンボルです。
誕生のきっかけと広まり
1. 宮世琉弥さんのアイデア
2025年6月、TBSバレーボール応援サポーターに就任した宮世琉弥さんが、「ファンと選手を一瞬でつなぐことができるような合図を作りたい」という思いからこのVVポーズを発案しました。ちょうどその頃、日本代表は国際大会に向けた強化合宿を行っており、現場を訪れた宮世さんは女子主将・石川真佑選手と意気投合。リラックスした空気の中で、ふとした発想からこのポーズを一緒に試し、撮影した写真をSNSに投稿したところ、予想以上の反響が寄せられました。その投稿には「かわいい!」「意味が気になる」「応援に使いたい」などのコメントが殺到し、VVポーズの原型がここで誕生しました。
2. SNSとテレビ中継でバズ
TBS公式X(旧Twitter)で #VVポーズ のハッシュタグ付きで宮世さんと石川選手の写真が投稿され、ファンやバレーボール関係者の間で話題に。
TikTokでは選手自身が合宿中や試合後の舞台裏でVVポーズをする動画をアップし、10代〜20代を中心に「真似してみた」動画が急増しました。特に、選手が笑顔でポーズを決める様子は応援動画としても好評。
さらに、国際大会の中継でもカメラマンがこのポーズを意識的に捉え始め、テレビを通して多くの視聴者の目に触れる機会が増加。「あのポーズは何?」という検索も増え、メディア側もVVポーズの意味や背景を積極的に紹介するようになり、短期間で一気に定着しました。
3つの“V”に込めたメッセージ
VVポーズに込められた3つの“V”は、それぞれが深い意味を持ち、単なるアルファベットの頭文字にとどまりません。それは日本代表の精神、バレーボールという競技への愛情、そしてファンとの絆を視覚的に表現したメッセージなのです。このセクションでは、それぞれの”V”が表すものをより詳しく掘り下げてご紹介します。
“V”が示すもの | 意味 | 補足 |
---|---|---|
Victory | 絶対に勝利を掴むという強い決意を象徴 | ポーズにおいて二重のVを重ねることで、単なる勝利ではなく「確実な勝利」や「連続した勝利」など、より強固な意味合いが込められている。選手たちはこのポーズに、ただの勝敗を超えた“勝ち続ける覚悟”を乗せている。 |
Volleyball | バレーボールという競技そのものへのリスペクト | 単なるスポーツではなく、自分たちの人生の中心にある存在としてバレーボールを讃える姿勢が表れている。日々の努力やトレーニング、仲間との絆が、この一文字に集約されているとも言える。 |
Unity | 選手・スタッフ・ファンが心をひとつにする団結の象徴 | クロスされたVは、それぞれ異なる存在が交差し、調和する姿を視覚化している。ファンが応援することでチームに力が加わり、ひとつの大きな“勝利の渦”を作り出すという願いが込められている。スポーツが持つ“人と人をつなぐ力”を最も象徴的に表現したワード。 |
ポーズの正しい作り方(ステップガイド)
VVポーズはシンプルに見えて、実は見栄えや意味をしっかりと伝えるためのちょっとした工夫が求められます。ここでは初心者でも綺麗に決められるよう、手順ごとに詳しく解説します。
- 胸の前で両手を軽く組むように構える。腕を力ませず、リラックスした状態で自然に胸の前で構えるのがポイント。
- 親指と人差し指で それぞれVサイン を作る。通常のピースサインのように人差し指と中指を使う形ではなく、VVポーズでは親指と人差し指を使用する場合もあり。チームや選手によって微妙な違いが見られるが、どちらでもOK。
- 右手を少し上、左手を少し下に配置し 上下に重ねる。上下の高さを揃えすぎないことで「クロス」の形がよりはっきり見える。手の重ね方には個性が出やすいが、角度を少し斜めにすることで立体感が生まれる。
- 手のひらを相手側に向ける。特に海外での写真や動画ではこの点に注意。手の甲を見せないようにし、正面からVが見えるように配置することで、世界中どこでも安心して使える。
- 最後に 笑顔を添えて完成!VVポーズは勝利と団結を表すポジティブなサイン。笑顔を添えることで、その意味がより強調され、見る人の印象にも残りやすい。
裏技:写真を撮る際は、顔の横ではなく胸元でクロスすると全身ショットでもポーズがはっきり映る。また、両腕を少し前に出して角度を調整すると、光の当たり方でVの形が際立ちやすくなるのでおすすめ。
代表チームが使う主なシーン
- 得点後・試合勝利後にコート中央で。
特にフルセットでの激戦を制した後などには、選手同士が自然と集まってVVポーズを決めるシーンが多く見られます。まさに「チーム全体で勝ち取った!」という誇りを表現する場面です。
- 集合写真の締めカットとして。
国際大会後や強化合宿の終了時など、公式SNSや報道写真に使われる集合カットの最後に、選手全員でVVポーズを揃えて決めるのが恒例に。ポーズを通じて、団結と成果を共有しています。
- ファンイベントやサイン会でのツーショット。
ファンから「一緒にVVポーズしてください!」とリクエストされることも多く、選手たちは気さくに応じています。特に若いファンや家族連れとの交流時に多く、記念写真としても人気です。
- テレビ番組出演時や報道インタビュー後にも使用。
番組エンディングや囲み取材のラストに笑顔でVVポーズを披露する場面が増えつつあり、メディアを通じてのイメージづくりにも一役買っています。
いずれの場面でも共通しているのは、「ありがとう、次も勝つぞ!」というポジティブなエネルギーを共有するタイミングであるという点。ポーズを通じて、勝利の喜びと未来への意欲が可視化されています。
過去の類似ポーズとの違い
VVポーズは現在の代表チームの象徴的なリアクションとして知られていますが、それ以前にも流行した類似のポーズが存在していました。それぞれのポーズには、流行した背景や目的、感情の表現方法に違いがあり、時代や文化の変化を映す鏡のような存在でもあります。
ポーズ名 | 形 | 主な意味 | 流行時期 |
---|---|---|---|
ギャルピース | 手の甲を外側に向けた上下逆ピース | かわいさ・テンションUP、自己主張 | 2022頃 |
シンプルVサイン | 人差し指と中指で作る通常のピースサイン | 平和の象徴、勝利、記念撮影の定番ポーズ | 長年定番 |
VVポーズ | 両手でVを作り上下にクロスさせる新型ピース | 団結・勝利・バレーボールへの愛とリスペクト | 2025〜現在 |
ギャルピースは、Z世代の自己表現やSNS映えを意識したポーズで、元々は韓国アイドルやティーンファッションの中で流行した“盛れるポーズ”として人気を集めました。表情や仕草とセットで使われることが多く、ファッション性や遊び心を強く打ち出しています。
一方、シンプルなVサインは戦後の平和運動やスポーツシーンで長年親しまれてきた定番の手振りであり、年齢や国籍を問わず広く使用されてきました。その意味合いは文脈によって変化するものの、一般的には「平和」「成功」「勝利」のいずれかを表しています。
そしてVVポーズは、これらとは一線を画す“チームの象徴”として作られたものです。ただの見た目のユニークさではなく、競技への誇り、勝利への願い、ファンとの絆という複数の意味が込められた多層的なサインであり、試合中やファンとの交流のなかで実用的にも活用されている点が特徴です。
このように、ポーズはただの流行ではなく、その時代の価値観や人々の想いを反映する「非言語のメッセージ」として進化を続けているのです。
まとめ
VVポーズは、TBSバレーボール応援サポーターの宮世琉弥さんが「ファンと選手をつなぐ象徴を」との想いから発案したポーズで、2025年以降、日本代表の象徴的なリアクションとして完全に定着しました。試合後の勝利の喜びを共有する手段としてだけでなく、練習やイベントなどさまざまな場面で活用されています。
このポーズの”V”が示すのは、Victory(勝利)、Volleyball(バレーボール)、**Unity(団結)**という3つの重要なキーワードです。単なるピースサインではなく、それぞれに意味が込められている点が、VVポーズを特別な存在にしています。
ポーズ自体はとても簡単で、両手でVサインを作り、上下にクロスさせて胸の前で構えるだけ。正しい手の向き(手のひらを正面に)やクロスのバランスを意識することで、誰でも美しくポーズを決めることができます。小さなお子さんからご年配の方まで、年齢や性別を問わず楽しめる点も魅力のひとつです。
特に海外では、裏V(手の甲を相手に向ける形)が一部の国で侮辱的な意味を持つため、手のひらを相手に向けるのが国際的なマナーとして推奨されています。これは代表選手も実践しており、応援するファンとしても覚えておきたい大切なポイントです。
これであなたも、代表戦を観ながら一緒に“勝利のVV”を掲げて、チームと心をひとつにする瞬間を楽しめます!