AmazonといえばネットショッピングやPrimeVideoなどのサブスクが代表的で実際に使っている、または使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
そんなAmazonから「Amazonアカウント認証通知」というメールが届いた場合は、気をつけてください!
実はフィッシング詐欺目的の迷惑メールの可能性があります!
本記事ではそんな迷惑メールの各内容についてご紹介いたします。
実際に迷惑メールが届いたという方は、本記事を参考にしてみてください!
「Amazonアカウント認証通知」メールの怪しいポイントをご紹介
Amazonアカウント認証通知という迷惑メールにはいくつかの怪しいポイントがあります!
大きく分けて以下の通り5つの怪しいポイントがあります!
- 迷惑メールに宛名がない
- 差出人名や差出人メールアドレスが怪しい
- 迷惑メール内のリンクURLが怪しい
- そもそもAmazonプライムに加入していない
- 同じメールが連日送られてくる
実際に同様のメールが届いたという方は、本記事の怪しいポイントと照らし合わせてみてくださいね!
それでは一つずつ各ポイントをチェックしていきたいと思います。
①迷惑メールに宛名がない
まずAmazonを装った実際の迷惑メールをご覧ください!
上記画像の赤枠箇所の通りメール内に宛名がないことが分かります!
この様に、ほぼすべての迷惑メールで宛名がありません。
多くの場合「お客様」とか「メールアドレス+様」になっている事もあります。
普段からAmazonのサービスを実際に利用している方への重要な連絡に宛名が無いなんてことは本来あり得ませんよね?
ですからまずは「宛名」をチェックするようにしましょう。
②差出人名や差出人メールアドレスが怪しい
2つ目の怪しいポイントは、差出人名や差出人メールアドレスが怪しいという点です。
こちらも実際の迷惑メールで見てましょう!
差出人名が「Prime会員」、差出人アドレスが「adminm@contac.zon.ne.jp」になっています。
通常、Amazonから来るメールにはドメイン(@の右側の部分)に「Amazon」の文字が含まれているはずなので、このメールが怪しいと判断することが出来ます。
「迷惑メールの差出人名(例えば○○カード) メール」や「迷惑メールの差出人名(例えば○○カード) メール 設定」何かで検索すると、正規のメールアドレスを調べることができます。
正規のメールアドレスが分かれば、「adminm@contac.zon.ne.jp」と比較して、怪しい事が明確になります。
このようにほとんどの迷惑メールは差出人名や差出人アドレスが怪しいので皆さんもチェックしてみてくださいね。
③迷惑メール内のリンクURLが怪しい
3つ目の怪しいポイントは、「迷惑メール内のリンクURLが怪しい」です!
多くの迷惑メールは、フィッシング詐欺目的ですのでメール文中にリンクURLが記載されています。
リンクURLをクリックした先で、偽サイトへ誘導し個人情報を入手しようとしています。
だから、正規のURLに見せかけて、偽のサイトに誘導させようとするパターンがほとんどなんです。
Amazonを装った迷惑メールで見てみましょう。
メール文中に「Amazonログイン」と記載がありますが、こちらの実際のリンクURLは、「https://whoarei6.clkixuio.workers.dev/」となっていました。
明らかにAmazonに関するURLではないと分かりますよね。
またリンクURL下部には、「必要な手続きを完了してください。」や「メール受信から24時間以内に認証完了をしてください。」など、メールを受け取った方を急かすような文言も見られます。
このようにリンクURLも確実に確認する様にしましょう!
④そもそもAmazonプライムに加入していない
4つ目の怪しいポイントは「そもそもAmazonプライムに加入していない」です。
実は私はAmazonプライムに加入していません!
プライム会員宛に送られているメールなのに、なぜ自分に届いているのか・・・?
こちらは明らかに不自然ですよね。
手当たり次第に迷惑メールを送信しているからこそ、実際に利用されていない方にも届くんですよね!
迷惑メールの対策を知ろう!
迷惑メールの怪しいポイントを5つご紹介してきましたが、何か対処する事は出来ないものでしょうか?
そんな思いを持たれている方に、お次は迷惑メールへの対処法をいくつかご紹介いたします。
以下に参考として一部各社のご案内ページURLをご紹介いたしますので、ご自身の環境にあったセキュリティ対策をご確認ください。
ソフトバンクの場合の受信拒否設定方法
auの場合の迷惑メールフィルタ設定
アンドロイドのセキュリティ対策について
また、各社ホームページには迷惑メールに関する相談窓口などを設けているケースもありますので、直接相談するという事もご自身の安心につながるかもしれませんね。
万が一迷惑メールのURLをクリックしてしまった場合などは、お住いの地域のサイバー犯罪相談窓口に相談するのもいいかもしれません。
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html(都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧)
実際のAmazonを装った迷惑メールはこちら!
改めて実際のAmazonを装った迷惑メールを以下に添付しておきます。
実際に届いた迷惑メールと照らし合わせて見てください。
きっと怪しいポイントの共通点が見つかるはずです。
件名:Amazonアカウント認証通知
本文:
【Amazon】お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ
Amazonをご利用いただき誠にありがとうございます。システムによる定期的なチェックの結果、お客様のアカウントについて再認証が必要となりました。【認証手順】
当社の公式ウェブサイトにアクセスしてくださいAmazonログイン
画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。
【注意事項】
このメールを受信してから24時間以内に認証を完了してください。そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があります。ご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。今後とも、Amazonはお客様の安全と利便性を第一に考え、より良いサービスを提供するために努力してまいります。
敬具
Amazon株式会社
カスタマーサポート部
まとめ
最後に改めてご紹介した迷惑メールの怪しいポイントを以下にまとめさせていただきます。
- 迷惑メールに宛名がない
- 差出人名や差出人メールアドレスが怪しい
- 迷惑メール内のリンクURLが怪しい
- そもそもAmazonプライムに加入していない
迷惑メールの特徴などをご紹介してきましたが、まずは通常と異なるメールなどには疑問を持つ事が重要です。
「緊急」、「重要」、「制限」や「停止」などの内容が記載されていても落ち着いて内容を見る事が大切です。
また対処法を知っておくこともフィッシング詐欺目的の迷惑メールから自分自身を守る事につながりますので、本記事をご参考にして頂ければ幸いです。