「【NHK】アップグレード通知」にご注意！巧妙な詐欺メールの手口とは？

最近、「【NHK】アップグレード通知」という件名のメールが多くの人に届いています。一見するとNHKからの正式な連絡のように見えますが、実はこれは個人情報やクレジットカード情報を盗むためのフィッシング詐欺の可能性が高いものです。本記事では、この詐欺メールの特徴や見分け方、安全に対処する方法について詳しく解説します。被害に遭わないために、ぜひ最後までお読みください！

1. 送信元メールアドレスが怪しい！
2. リンク先のURLがNHKと無関係！
3. 日本語が不自然！本物のNHKが使う言葉とは違う！
4. NHKの本物の請求方法とは違う！
詐欺メールを受け取った場合の対策
本物のNHKの情報を確認するには？
まとめ

1. 送信元メールアドレスが怪しい！

詐欺メールの特徴のひとつに、「送信元のメールアドレスが本物と違う」という点があります。

本物のNHKからのメールなら、**「@nhk.or.jp」のように「nhk.or.jp」のドメイン（メールアドレスの@以降の部分）が使われます。
しかし、今回のメールの送信元は「@service.tjist.cn」**となっています。

**「tjist.cn」**という部分に注目してください。
「.cn」は中国のドメインを示します。NHKは日本の公共放送なので、NHKが公式な連絡で海外のドメインを使うことはありません。

つまり、このメールの送信元はNHKではなく、詐欺グループが勝手にNHKを名乗って送っている可能性が高いということです。

2. リンク先のURLがNHKと無関係！

メールには、「ここをクリックして支払い情報を確認してください」というリンクがあります。しかし、このリンク先のURLをよく見ると**「nhk.or.jp」ではなく、全く違うもの**になっています。

リンク先のURL： https://nhk-anteably.xpbas.cn/account/info.do/
NHK公式サイトのURL： https://www.nhk.or.jp/

このリンクの最後にある「.cn」は中国のドメインを示します。
NHKの公式サイトのURLは必ず「nhk.or.jp」ですので、それ以外のドメインが使われている場合は詐欺の可能性が非常に高いです。

また、詐欺サイトは本物そっくりに作られていることが多く、一見すると本物のNHKのページに見えることもあります。
ですが、URLが違う時点でそれは偽物です！絶対にリンクをクリックしないようにしましょう！

3. 日本語が不自然！本物のNHKが使う言葉とは違う！

詐欺メールには、不自然な日本語が使われていることがよくあります。今回のメールにもいくつか違和感があります。

「与信失敗により、お客様の放送受信料につきましては、ご利用料金のお支払いの確認が取れておりませんので。」
- 「ので。」で文章が終わっていて、不自然な日本語になっています。
- NHKの公式メールなら、もっと分かりやすく正しい日本語で書かれるはずです。
NHKプラスと受信料の関係が間違っている
- NHKプラスは、NHKの番組をインターネットで見られるサービスですが、「受信料の支払い」とは直接関係がありません。
- そもそもNHKプラスが受信料の督促をすることはありません。

本物のメールであれば、日本語は正しく書かれています。このような怪しい言葉づかいがある場合、詐欺を疑いましょう！